マウスピース矯正
(インビザライン)について
インビザラインとは
従来のワイヤー矯正とは全く異なるマウスピース型の矯正装置で、2週間ごとに新しいマウスピースに交換することで歯並びを治していきます。
一日20時間以上を目安にご使用いただきます。

透明なマウスピースはよく見ないとわからないほど目立ちにくく、見た目を気にすることなく矯正治療を進めることができます。また、インビザラインは世界中で1000万人を超える方が治療を受けていますので、マウスピース矯正の中では最も実績があるシステムとなります。
このような方に
インビザラインはおすすめ!
- 治療中の見た目が気になる方
(接客業や人前で話す機会の多い方) - 矯正治療中の歯磨きの
徹底が難しい方 - 装置がはずれたりした時の
急な来院が難しい方
インビザラインの種類
すべてお取り扱いしておりますが、お口の中の状態を確認したうえでご提案いたします。
適応外のものや、マウスピースに制限のあるものもございますのでご相談ください。
- エクスプレスパッケージ
(軽度矯正) - ライトパッケージ
(中度矯正) - モデレートパッケージ
(中度矯正) - コンプリヘンシブパッケージ
(通常矯正) - インビザライン・ファースト
(子供の矯正)
インビザラインの
メリット・デメリット
メリット
- 透明のマウスピースのため
装着していても目立たない - 取り外しができるため歯磨きが
しやすく虫歯になりにくい - ワイヤー矯正に比べると
痛みが少ない - ワイヤー矯正の場合、装置が外れると来院が必要となるが、そのような面倒がない
- ワイヤー矯正と比べて、装置がついていることでの不快感が少ない
- 現在かぶせ物の歯もそのまま動かすことができる
デメリット
- 適応症例に限りがある
- ワイヤー矯正に比べて歯が動くスピードが遅い
- 取り外しが可能のため、しっかりと使えないと歯が動かない
- かぶせものが変わるとマウスピースが合わなくなり型取りをし直さないとならない
マウスピース矯正と
他矯正との比較
インビザライン![]() |
ワイヤー矯正![]() |
裏側矯正(ワイヤー)![]() |
|
|---|---|---|---|
| 治療方法 | 2週間ごと新しいマウスピースに交換していくことで歯を動かしていく。一日20時間以上のマウスピース使用が必要となる。 | 歯の表面にブラケットと呼ばれる金具をつけ、ブラケットにワイヤーを通すことでワイヤーのもつ形状記憶を利用して歯を動かしていく。 | 歯の裏側にブラケットと呼ばれる金具をつけ、ブラケットにワイヤーを通すことでワイヤーのもつ形状記憶を利用して歯を動かしていく。裏側に装置が付くため表面につけるものと比べると目立ちにくい。 |
| 特徴 | 透明のマウスピースのためとても審美的で目立たたず矯正治療が進められる。 | 歯の動くスピードは速いが、歯の表面に金具が付くので目立つ。 | 装置は目立ちにくいが歯を動かすスピードは表面に装置をつけるものに比べると遅くなる。 |
| 痛み | マウスピースを交換してから数日は歯が動く痛みがある。 | 歯が動く痛みにプラスしてワイヤーや金具により口内炎ができて痛みが出ることがある。 | 歯が動く痛みにプラスしてワイヤーや金具により口内炎ができて痛みが出ることがある。また舌のあたる部分に金具が付くので舌にも痛みが出ることがある。 |
| 期間 | ワイヤーに比べると治療期間は長くなる | 比較的早く矯正治療が進む | インビザラインとほぼ変わらない |
| 日常生活のしやすさ | 取り外し可能なので食事や歯磨きのストレスはほとんどない | 歯と唇の間に金具が付くので口元が一時的に出っ張った感じになる。また、食事や歯磨きは通常より大変になる。 | 歯と舌の間に金具が付くので話しにくくなる。また、食事や歯磨きは通常より大変になる。 |
| 通院回数 | はじめは2週間ごと、状況により1か月~3か月ごとの来院 | 3週間ごとの来院 | 3週間ごとの来院 |
インビザライン
| 治療方法 | 2週間ごと新しいマウスピースに交換していくことで歯を動かしていく。一日20時間以上のマウスピース使用が必要となる。 |
|---|---|
| 特徴 | 透明のマウスピースのためとても審美的で目立たたず矯正治療が進められる。 |
| 痛み | マウスピースを交換してから数日は歯が動く痛みがある。 |
| 期間 | ワイヤーに比べると治療期間は長くなる |
| 日常生活の しやすさ |
取り外し可能なので食事や歯磨きのストレスはほとんどない |
| 通院回数 | はじめは2週間ごと、状況により1か月~3か月ごとの来院 |
ワイヤー矯正
| 治療方法 | 歯の表面にブラケットと呼ばれる金具をつけ、ブラケットにワイヤーを通すことでワイヤーのもつ形状記憶を利用して歯を動かしていく。 |
|---|---|
| 特徴 | 歯の動くスピードは速いが、歯の表面に金具が付くので目立つ。 |
| 痛み | 歯が動く痛みにプラスしてワイヤーや金具により口内炎ができて痛みが出ることがある。 |
| 期間 | 比較的早く矯正治療が進む |
| 日常生活の しやすさ |
歯と唇の間に金具が付くので口元が一時的に出っ張った感じになる。また、食事や歯磨きは通常より大変になる。 |
| 通院回数 | 3週間ごとの来院 |
裏側矯正(ワイヤー)
| 治療方法 | 歯の裏側にブラケットと呼ばれる金具をつけ、ブラケットにワイヤーを通すことでワイヤーのもつ形状記憶を利用して歯を動かしていく。裏側に装置が付くため表面につけるものと比べると目立ちにくい。 |
|---|---|
| 特徴 | 装置は目立ちにくいが歯を動かすスピードは表面に装置をつけるものに比べると遅くなる。 |
| 痛み | 歯が動く痛みにプラスしてワイヤーや金具により口内炎ができて痛みが出ることがある。また舌のあたる部分に金具が付くので舌にも痛みが出ることがある。 |
| 期間 | インビザラインとほぼ変わらない |
| 日常生活の しやすさ |
歯と舌の間に金具が付くので話しにくくなる。また、食事や歯磨きは通常より大変になる。 |
| 通院回数 | 3週間ごとの来院 |
当院のインビザライン治療の特徴
できるだけ「歯を抜かない」矯正治療を
ご提案します
当院では出来るだけ歯を抜くことなくインビザライン治療ができるよう治療計画を立案しております。また、一般歯科もおこなっておりますので、矯正治療中の虫歯や歯周病などお口の中のトラブルにもいち早く対応可能です。

インビザラインは受ける医院により
結果が異なります
インビザラインは比較的新しい矯正治療となりますので、情報のアップデートを日常的におこなっていることと経験値で左右されます。
インビザラインのシステムを熟知していることにより、早く・より美しく歯並びを整えていくことが可能となります。残念ながらインビザラインが適応でない症例もありますので、まずはご相談ください。
また当院では、インビザラインの前処置としてのワイヤー矯正は、追加料金なしでおこなっております。
当院で利用する
マウスピース矯正の種類
- インビザライン
→全ての歯に対応 - アソアライナー
→前歯のみに対応
マウスピース矯正で
対応できないケース
外科的処置が必要な大掛かりな矯正や、動かす量の多いケースなどはインビザライン適応外となることがあります。
また、ワイヤー矯正と併用すると治療期間が大幅に短縮できるケースについてはその旨のご提案もさせていただきます。
年齢制限について
マウスピース矯正において年齢制限はございません。ただ、年齢を重ねた方より若年の方のほうが歯が動きやすい傾向にあります。
矯正治療の前に他の治療を優先する場合があります
歯周病の治療
矯正治療中は歯磨きが難しくなるため歯周病が進みやすくなります。事前に歯周病の治療をおこないます。
親知らずの抜歯
親知らずがあることで矯正の範囲が制限されたり、矯正治療後の後戻り防止のため矯正前の抜歯をお勧めします。
虫歯の治療
矯正治療中は歯磨きが難しくなるため虫歯になりやすくなります。事前に虫歯の治療をおこないます。
かぶせ物の交換
ワイヤー矯正を選ばれた場合、セラミックスなどにワイヤーが接着しにくいため、現在のかぶせ物を一時的にプラスチックの素材に交換する必要があります。
MFT(筋機能療法)
歯並びの原因が舌や唇など口腔内の習癖からなるものの場合、矯正と併用して悪習癖を治す必要があります。
口腔内スキャナー(iTero)を使用した精密で不快感のない型取り
iTeroとは?
当院では、最新の口腔内スキャナー「iTero(アイテロ)」を導入しております。
iTeroは、小型のカメラでお口の中をスキャンし、わずか数分で精密な3Dデータを作成できる最先端の機器です。従来の型取りのような不快感なく、正確な歯型を取得することができます。

iTeroの特徴とメリット
不快感のない型取り
従来の印象材を使った型取りは、お口の中に材料を入れて数分間我慢する必要があり、嘔吐反射が強い方には大きな負担でした。iTeroなら小型のスキャナーでお口の中を撮影するだけなので、苦しさや不快感がほとんどありません。
高精度なデータ取得
デジタルスキャンにより、従来の型取りでは難しかった細部まで正確に再現できます。精密なデータをもとに治療計画を立てることで、より理想的な仕上がりを実現します。
治療結果のシミュレーション
インビザライン(マウスピース矯正)の場合、スキャンしたデータをもとに、治療前と治療後の歯並びを3D画像で確認することができます。治療のゴールを視覚的に把握できるため、安心して矯正治療を始めていただけます。
こんな方におすすめ
- 従来の型取りで吐き気や不快感があった方
- より精密な矯正治療を受けたい方
- 治療後の仕上がりをイメージしてから矯正を始めたい方
- できるだけ早く矯正治療を開始したい方
矯正治療中に起こりうるリスクについて
矯正治療を進めるうえで患者様のご協力により、より効率的に良い結果をもたらします。しかし、矯正治療にも治療の限界やリスクがありますので、事前にご理解いただければと思います。
痛み
装置装着後2-3日は歯が動かされることによる痛みが出ます。
虫歯・歯周病
矯正治療中は虫歯・歯周病になりやすいため、念入りに歯磨きなどのケアを行ってください。
口内炎
矯正治療中は器具や装置が当たって口内炎ができやすい環境となります。一時的ではありますが、症状がつらい時にはご相談ください。
ブラックトライアングル
歯並びが変わることにより、治療前にはなかった歯と歯の間の隙間が目立つようになることがあります。

アンキローシス(骨性癒着)
様々な要因が原因となり歯と骨が癒着していて、歯が動かないことが稀にあります。事前の検査では把握することがむずかしいため、実際にアンキローシスがあった場合には今後の治療計画について再度ご相談させていただきます。
歯髄炎
歯の移動中に突発的に歯の神経が痛みを引き起こし、変色することがあります。場合により歯の神経を取る処置や、かぶせ物をおこなう必要があります。
歯根吸収
矯正力がかかることで稀に歯の根の部分が吸収して短くなることがあります。通常、歯根吸収がおこっても影響はありませんが、歯周病の進んだ状態ですと歯が抜けてしまうリスクが高くなります。
顎関節症
稀に矯正治療中に関節音、開口障害、筋の硬直などが起こることがあります。
後戻り
矯正治療後、動いた歯は元に戻ろうとする傾向があり、リテーナーの使用をお勧めしております。リテーナーの使用時間が少ないと、せっかく治した歯並びが後戻りしてしまいますのでお気を付けください。
料金表
| コンプリ ヘンシブ |
モデレート | ライト | エクスプレス | |
|---|---|---|---|---|
| アライナー | 無制限 | 26ステージ | 14ステージ | 7ステージ |
| 治療完了日 | 5年 | 3年 | 2年 | 1年 |
| 追加アライナー | ◯ | 2年以内2回まで | 1年以内1回まで | 半年以内1回まで |
| 追加アライナー 2回目以降 |
¥0 | ¥66,000 | ¥66,000 | ¥66,000 |
| 治療目標 変更不可 |
治療目標 変更不可 |
治療目標 変更不可 |
||
| 価格 | ¥990,000 | ¥737,000 | ¥605,000 | ¥360,000 |
| 矯正検査 | ¥55,000 | |||
| 調整料 | ¥5,500 | |||
| 印象手数料 | ¥3,300 | |||
コンプリヘンシブ
| アライナー | 無制限 |
|---|---|
| 治療完了日 | 5年 |
| 追加アライナー | ◯ |
| 追加アライナー 2回目以降 |
¥0 |
| 価格 | ¥990,000 |
| 矯正検査 | ¥55,000 |
| 調整料 | ¥5,500 |
| 印象手数料 | ¥3,300 |
モデレート
| アライナー | 26ステージ |
|---|---|
| 治療完了日 | 3年 |
| 追加アライナー | 2年以内2回まで |
| 追加アライナー 2回目以降 |
¥66,000 |
| 治療目標変更不可 | |
| 価格 | ¥737,000 |
| 矯正検査 | ¥55,000 |
| 調整料 | ¥5,500 |
| 印象手数料 | ¥3,300 |
ライト
| アライナー | 14ステージ |
|---|---|
| 治療完了日 | 2年 |
| 追加アライナー | 1年以内1回まで |
| 追加アライナー 2回目以降 |
¥66,000 |
| 治療目標変更不可 | |
| 価格 | ¥605,000 |
| 矯正検査 | ¥55,000 |
| 調整料 | ¥5,500 |
| 印象手数料 | ¥3,300 |
エクスプレス
| アライナー | 7ステージ |
|---|---|
| 治療完了日 | 1年 |
| 追加アライナー | 半年以内1回まで |
| 追加アライナー 2回目以降 |
¥66,000 |
| 治療目標変更不可 | |
| 価格 | ¥360,000 |
| 矯正検査 | ¥55,000 |
| 調整料 | ¥5,500 |
| 印象手数料 | ¥3,300 |
ご予約から矯正治療の流れ

無料相談
気になっていることをお伺いしたうえで、矯正治療の適応・どのような矯正方法が適切かなどご説明いたします。また矯正治療のリスクやメリット・金額や大まかな期間などもお伝えします。

精密検査(治療開始)
パノラマレントゲン・セファロ(骨格やバランスを診査するためのX線)の撮影を行い、お口の中の状態を拝見します。
他院での検査結果のデータや、治療計画・見積もりなどをお持ちの方は、ご持参いただいても結構です。

診査診断
現状のご説明とともに矯正治療のシミュレーションを3D画像で見ていただくことができます。(マウスピース矯正のみ)
矯正治療スタート
矯正治療中も虫歯や歯周病など来院時にお口の中のチェックをしてまいります。

リテーナー
矯正治療が終了すると、後戻りを防止するためのリテーナーと呼ばれる装置をお作りします。できるだけ長時間ご使用いただくことで、矯正治療後の歯の後戻りを防止してまいります。

メインテナンス
3か月に一度のペースで定期検診とともに矯正治療後のメインテナンスをおこなってまいります。

抜歯と非抜歯について
抜歯になるケースと
ならないケースの違い
顎の骨の大きさに比べて、すべての歯の大きさの合計(Tooth size ratio)が大きい場合には抜歯が必要となります
診断には型取りしたものから作る模型や、セファロ(骨格やバランスを診査するためのX線)など様々な視点からの分析が必要です。

インビザラインでよくあるご質問
-
マウスピース矯正中は、磨き残しがある状態でマウスピースを使用すると虫歯になりやすくなってしまいます。念入りな歯磨きを習慣づけていただく必要があります。また、規定の時間を守ってお使いいただくことがマウスピース矯正の成功のカギとなります。
ご自身で外すことができる分、さぼってしまうと矯正治療が進まないどころか、後戻りをしてマウスピースが合わなくなり、再度振り出しに戻ってしまいます。 -
特に規制はございませんが、格闘技やラグビーなどでスポーツ用のマウスピースを使っている方は、歯並びが変わることで今までのマウスピースが使えなくなってしまうことがありますのでご相談ください。
-
当院ではマウスピースを紛失した際は1装置につき¥5,500をいただいております。
マウスピース矯正治療症例
Case1
Before
After
| 主訴 | すきっ歯が気になる |
|---|---|
| 治療期間 | 10か月 |
| 治療費 | 737,000円(税込) |
| 治療内容 | マウスピース矯正インビザライン(モデレート) |
| 治療のリスク | ・適切な時間マウスピースをご使用いただけないと効果が期待できない。 ・一時的に知覚過敏・咬合痛がでることがある。 ・一時的に顎関節に症状が出ることがある。 ・歯根吸収・歯肉退縮をおこすことがある。 |
Case2
Before
After
| 主訴 | 下の前歯のガタガタが気になる |
|---|---|
| 治療期間 | 9か月 |
| 治療費 | 990,000円(税込) |
| 治療内容 | 4か月ワイヤー矯正+5か月マウスピース矯正インビザライン(コンプリヘンシブ) |
| 治療のリスク | ・適切な時間マウスピースをご使用いただけないと効果が期待できない。 ・一時的に知覚過敏・咬合痛がでることがある。 ・一時的に顎関節に症状が出ることがある。 ・歯根吸収・歯肉退縮をおこすことがある。 |
お気軽にご相談ください
当院では、お引越しやかかりつけ矯正歯科の閉院にともなう他院での矯正治療後のご相談もおこなっております。なお、矯正治療に関しては担当ドクターにより治療方針や治療方法が異なりますので、場合によっては当院での継続は困難なケースもございます。
また、現在治療中で、かかりつけ矯正歯科が休診の場合の当院での対応についても、取り扱っている材料や治療方針の違いなどから処置が困難なケースもございます。なるべくお力になれればと思いますので、まずは一度ご相談ください。


